2006.10.20 (FRI)
THE CANTS
(from Australia)

ビールとロックを求めて、夜な夜な街に繰り出しては朝日が昇るまで飲み、踊り狂う…。
そのライフスタイルこそが奴らの原動力、そして楽曲のインスピレーションとなっているそうだ。
オーストラリアのロックンロールキャピタル・メルボルン出身の3ピースロックバンド“THE CANTS”こそが、
まさにメルボルンのバンパイアと言えるだろう。


2001年、バンド結成後2枚の7インチSingle・EPを発売し、
メルボルン・シドニーを中心に精力的にライブ活動を続けてきた。
2004年にはデトロイドガレージ界の大御所「Dirtbombs」のサポートバンドを務め、
見事オーストラリアツアーを成功させた。その3ヵ月後には、
ビンテージエフェクターをカバン一杯に詰め込んだ
Jim Diamond(Dirtbombsベースプレイヤー。
WhiteStrips、Sights,Electric Six等を手掛けたプロデューサーでもある。)
を再びメルボルンに招きいれ、デビュー作にして傑作アルバムとなる「メルボルンバンパイア」を、
たった10日間で仕上げてしまったのである。

自身がベースプレイヤーでもあるJimの影響が大きく反映されたファズの効いたベースサウンド、
さらに Kinks,Easybeats、Jamに代表される60年代ガレージ・ビートや
70年代パンク・ポップ等の楽曲も幅広く取り入れ、
一度聴いただけで覚えてしまえるキャッチーな歌メロを武器に、
“THE CANTS”活動4年間の集大成とも言える、
鮮烈的なデビューアルバムがここに完成した。

オーストラリア国内では、アルバム収録曲の「Not Cool Enough For You」や
「Comlications」が国営ラジオ局“トリルプJ”のハイローティションに選ばれ、
瞬く間にその名を知られるようになっていった。


2006年に入りその勢いは収まらず、イギリスを含めヨーロッパでもアルバムをリリース。
遂には日本でも、10月4日に東京の「VIVIDSOUND」から
日本版(解説・日本語訳付)がリリースされる運びとなった。さらに発売月である10月には、
初の日本・韓国ツアーを行うことが決定したのである。


Jet,Casanovasなどを生み出したメルボルン音楽界の新星“THE CANTS”の、
エネルギッシュな生ライブはガレージ、パンク、ビート好きにはたまらない一夜になるだろう。
「今、オーストラリアが熱い!」という現実を、実際に肌で感じられるいいチャンスかもしれない。
生き血を全て吸い取られないよう気を付けろ!



THE CANTS デビューアルバム
「Melbourne Vampires」
(邦題−メルボルンバンパイア)
VIVIDSOUNDより104日発売!!